働く女性の健康
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(研究1‐A・B)月経関連障害、更年期障害が働く女性のQWLに及ぼす影響に関する調査研究
今回の研究で得られた知見



平成 19年3月までに 1,879例を調査、分析を行なった結果、


(1) 女性の72%が就労していることが判明した。とくに20歳代の女性では就労率が75%であるのに対し、30歳代になると急激に68%に減少し、40歳代に再び78%と増加し、50歳代は70%、60歳代でも42%と、女性の就労率は『M字カーブ』を描いていることが確認できた。これは、『育児支援』の必要性が喫緊の政策課題であることが再確認されたことになる。


(2) 月経関連障害では、月経痛が非就労女性では22%にとどまったのに対し、就労女性では37%の女性が鎮痛剤を必要とする程強いことが判明し、とくに就労女性の多くが『仕事を休まないが、能率が悪い』と答えている。さらに、SF-36v2という『就労の質QWL』の分析方法(Health-related QOL:HQOL)では、月経痛が有意にHQOLを低下させていることも明らかとなった。また、月経前症候群も有意にHQOLを低下させていることが判明した。


(3) 更年期障害は、20歳〜60歳の約24%の女性に認められ、HQOLに有意に低下させていることが明らかになった。また、喫煙は更年期障害を悪化させることが判明した。








 





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