働く女性の健康
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(研究1‐A・B)月経関連障害、更年期障害が働く女性のQWLに及ぼす影響に関する調査研究
国内外の関連する研究の中での本研究の位置づけ


  わが国における働く女性の家庭内生活環境や職場環境における就労が「働く女性のQWL」に及ぼす大規模な調査に基づく対策の関発や提言は極めて少ない。海外では、月経障害を有する女性のHQOL研究がSF-36などを用いて測定され1)2 )、HQOLの各下位尺度スコアの顕著な低下が観察されている。しかし、多くは断面的研究に過ぎない。しかも、わが国では、働く女性の月経前緊張症や月経困難症など月経障害に関する研究の報告はない。文化的背景が異なるが、国内での測定は全く新しい観点であり、極めて有意義である。


 わが国では、「疾患概念の捉え方」が一様でなく、婦人科学、内科学や精神医学のいずれにおいても、基礎研究と臨床研究の両面ともに、いまだ谷間にあり、その定義や診断基準がいまだ確定していないのでこれらに対する治療法別のHQOLやQWLへの効果などを検証し、対策を普及させようとする試みは大いに期待できる。








 





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