研究実施に関する情報公開

対象となる方 独)労働者健康安全機構が運営する全国の労災病院(総合せき損センター及び吉備高原医療リハビリテーションセンターを含みます)に2020年1月から2023年3月末に入院された患者さんのうち、以下の条件を満たす方:
●入院患者病職歴調査に同意し、回答いただいた方
●入院時に15歳以上であった方
●新型コロナウイルス感染症の患者さん
研究課題名 労災病院群における新型コロナウイルス感染症入院患者の疫学分析
研究期間 2024年9月27日~2026年3月31日
研究責任者 独)労働者健康安全機構 本部研究ディレクター 豊田 章宏
研究実施についての許可 本研究の実施について、労働者健康安全機構本部医学系研究倫理審査委員会の承認(承認番号:第2024-23番)を得て、独)労働者健康安全機構理事長の許可を得ています。
研究の意義・目的 本邦で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者が確認された2020年1月以降、2023年3月末までに本邦では第1波から第8波までの感染拡大がありました。新型コロナウイルス感染症の流行は、感染性の高さと致死率の高さから感染症法上の2類疾患相当とされ感染拡大を防ぐためソーシャルディスタンスの確保や社会生活の大きな変化が社会的に求められたことから公衆衛生上の大きな課題となり、労働者にも大きな影響がありました。また、感染性の高さと致死率の高さ、そして重症者に対して入院医療を実施することとなり、大きな医療負荷にもつながりました。新型コロナウイルス感染症入院患者の年齢、性別などの基本属性の分布を確認するとともに、勤労者における就業先の産業分類や職業分類の分布を確認することは、新型コロナウイルス感染症の社会的影響および病院医療への影響を評価、確認するうえで重要であると考えられます。 本研究の目的は、全国32カ所にある労災病院(総合せき損センターと吉備高原医療リハビリテーションセンター含みます)における新型コロナウイルス感染症の第1波から第8波までの入院患者の年齢、性別などの基本属性や転帰、そのうちの勤労者の産業分類、職業分類の分布を確認することです。
研究の方法 新型コロナウイルス感染症の患者さんの年齢、性別、入院年月日、在院日数、入院施設、保険区分(労災/労災外)、転帰(治癒・軽快/不変/増悪/死亡)、調査時の就業状況、調査時の職場の産業分類、調査時の患者さんの職業分類について分析します。
分析に用いる情報 病職歴データに含まれる以下の情報を用います。
●入院中にご回答いただいた勤労者医療調査票(詳細はこちらをご覧ください)
●病院職員が作成した入院診療要約書に含まれる患者さんの診療記録(詳細はこちらをご覧ください)

なお、病職歴データには、氏名、住所、保険証番号、診察券番号など、患者さんを直接識別できる情報は含まれていません。
情報の取得の方法 入院患者病職歴調査より、独)労働者健康安全機構の本部が作成した病職歴データを、独)労働者健康安全機構の理事長の許可を得てこの研究に用います。入院患者病職歴調査の詳細はこちらをご覧ください。
情報の提供を行う機関 独)労働者健康安全機構(理事長 大西 洋英)
情報の管理について責任を有する者 独)労働者健康安全機構 本部研究ディレクター 豊田 章宏
情報の利用開始日 2024年10月1日
情報の他機関への提供について 病職歴データから、分析に必要な情報のみを抽出し、患者さん個人を識別できる情報を含まない分析用データを作成します。共同研究機関である静岡社会健康医学大学院大学、東海大学医学部、国立保健医療科学院・研究情報支援研究センターには、分析用データのみを提供します。なお、外国にいる者にデータを提供することはありません。
研究組織(研究機関と研究責任者) 本研究は下記の組織で実施します。
●研究代表者 豊田 章宏 労働者健康安全機構本部研究ディレクター 中国労災病院治療就労両立支援センター所長
●研究参加施設(研究責任者)
中国労災病院(豊田 章宏)
静岡社会健康医学大学院大学(小島原 典子)
東海大学医学部(立道 昌幸)
国立保健医療科学院・保健医療情報政策研究センター(星 佳芳)
個人情報の取り扱い 分析に利用する病職歴データには、氏名、住所、保険証番号、診察券番号など、患者さんを直接識別できる情報は含まれていません。さらに、研究の成果を学会発表や学術雑誌で公表する際には、少数例など患者さんの特定につながる情報は公開しません。具体的には該当者が10例未満となる場合は空欄とするかそのような項目は公表しません。
お問い合わせ先 この研究に関してご質問や心配なことなどありましたら、以下の連絡先までお問い合わせください。また、ご自身の情報がこの研究で用いられることにご了承いただけない場合にも、2024年12月31日までに以下の連絡先までお問い合わせください。期限までにご連絡いただいた患者さんは、分析の対象とはしません。期限までにご連絡をいただかなかった場合は、ご了承いただいたものとさせていただきます。なお、ご了承いただけない場合でも、患者さんに不利益が生じることはございません。


【労働者健康安全機構本部】
労働者健康安全機構勤労者医療・産業保健部勤労者医療課
神奈川県川崎市中原区木月住吉町1-1
病職歴担当窓口(平日9~17時)
TEL 044-431-8642
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病職歴データベースを活用した研究実施に関する情報公開

研究課題名 研究期間
入院患者病職歴調査における職場復帰の希望に関する研究 R6.9.27~R8.3.31
ICD-11導入前の課題に関する分析;入院患者病職歴調査を活用した横断研究 R6.9.27~R8.3.31
周産期患者に関する疫学調査;入院患者病職歴調査を活用した横断研究 R6.9.27~R8.3.31
医療職患者に関する疫学調査;入院患者病職歴調査を活用した横断研究 R6.9.27~R8.3.31
退院時不安患者に関する分析;入院患者病職歴調査を活用した横断研究 R6.9.27~R8.3.31
難聴と職業・産業:入院患者病職歴調査を活用した横断研究 R6.9.27~R8.3.31
入院患者病職歴調査による難病と職業因子に関する系統的かつ探索的研究 R6.9.27~R8.3.31
入院患者病職歴調査による呼吸器・循環器疾患と職業因子に関する系統的かつ探索的研究 R6.9.27~R8.3.31
入院患者病職歴調査によるがんと職業因子に関する系統的かつ探索的研究 R6.9.27~R8.3.31
労災病院群における脳卒中・循環器病入院患者の疫学分析 R6.9.27~R8.3.31
労災病院群における新型コロナウイルス感染症入院患者の疫学分析 R6.9.27~R8.3.31
労災病院入院病歴データベースを用いた職業分類と健康影響に関する研究 R6.9.2~R15.3.31
交代勤務制及び総労働時間と急性心筋梗塞発症との相関 R5.5.27~R7.3.31
地域差や職歴による脳腫瘍発生リスクの違いについて(病院機能向上研究) R5.4.1~R7.3.31
病職歴調査データを利用した鼠径ヘルニアなどの腹部のヘルニア疾患の発生の危険因子の探索(病院機能向上研究) R4.4.1~R6.3.31
労災病院入院患者病職歴調査を用いた手指外傷の受傷原因、業務形態の経年変化調査(病院機能向上研究) R4.4.1~R6.3.31
全国労災病院病職歴調査に基づく働く肺癌患者に対する多職種によるオンライン両立支援外来の開発(病院機能向上研究) R4.4.1~R6.3.31
全国労災病院データからみた未破裂脳動脈瘤治療の在院日数の推移」(病院機能向上研究) R4.4.1~R6.3.31
ストレス社会における痛風・高尿酸血症の年度別発生頻度調査(病職歴調査データを利用した研究)(病院機能向上研究) R4.4.1~R6.3.31
入院病職歴データベースを基礎とし、データソースとlinkageすることで探る、患者の社会的背景が病因、疾病予後、入院医療費へもたらす影響の検討 R4.4.1~R6.3.31
入院患者病職歴調査による疾病予防と復職に関する疫学研究 R3.4.1~R6.3.31