研究実施に関する情報公開

研究課題名 地域差や職歴による脳腫瘍発生リスクの違いについて(病院機能向上研究)
試料・情報の利用目的及び利用方法(他の機関へ提供される場合はその方法を含む。)  癌は年齢とともにリスクが高まるが、主な原因としては生活習慣や慢性感染などがある。
 また、「職業癌」と呼ばれる作業環境によって誘発される癌、例えば、石綿にさらされる業務に従事する人に発生する肺癌や中皮腫、印刷会社で働く人に多発する胆管癌などの存在が知られている。一方で、脳腫瘍のリスク要因はほとんど知られていない。電離放射線や高学歴や高収入といった因子が脳腫瘍発生のリスク因子であることが示されているが、未だ因果関係の解明はなされていない。
 本研究の目的は、全国労災病院の病職歴調査データを利用して、地域差や職歴と脳腫瘍発生リスクとの関連を明らかにし、脳腫瘍発生の一次予防に貢献することを目的とする。
利用し、又は提供する試料・情報の項目 こちらをご覧ください。
試料・情報の提供を行う機関の名称及びその長の氏名 独立行政法人 労働者健康安全機構  理事長 有賀 徹
提供する試料・情報の取得の方法 病職歴調査により取得。病職歴調査の詳細についてはこちらをご覧ください。
提供する試料・情報を用いる研究に係る研究責任者(多機関共同研究にあっては、研究代表者)の氏名及び当該者が所属する研究機関の名称 独立行政法人 労働者健康安全機構 関西労災病院 脳神経外科 村上 知義
利用する者の範囲 上記に同じ
試料・情報の管理について責任を有する者の氏名又は名称 独立行政法人 労働者健康安全機構 関西労災病院 院長 林 紀夫
研究対象 昭和59年4月から令和4年3月までの間に労災病院にご入院されていた方
個人情報の取り扱い 利用する情報は、お名前、住所など、患者さんを直接識別できる個人情報は含みません。また、研究成果や学会及び学術雑誌で発表する際も患者さんを特定できる個人情報は含みません。
問い合わせ窓口

○本研究の対象となられる患者さんで本研究にご賛同いただけない方は、病職歴調査を実施した労災病院の医事課(職歴調査員)までご連絡ください。
また、識別される個人情報の開示をお求めになる場合も、上記労災病院までご連絡ください。なお、開示にかかる手数料が発生する場合がございますので、あらかじめ病院へお問い合わせください。

○その他、本研究に関するお問い合わせ

【労働者健康安全機構本部】
労働者健康安全機構勤労者医療・産業保健部勤労者医療課
神奈川県川崎市中原区木月住吉町1-1
TEL 044-431-8642

【関西労災病院】
兵庫県尼崎市稲葉荘3丁目1番69号
TEL 06-6416-1221

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病職歴データベースを活用した研究実施に関する情報公開

研究課題名 研究期間
本邦におけるじん肺における膠原病、腎症特にANCA関連腎疾患の合併頻度に関する調査研究 H26.4.1~H29.3.31
女性特有の疾病等が就労に及ぼす影響及びその治療と就労の両立に関する調査研究 H27.4.24~28.3.31
じん肺患者が入院加療を必要とした原因疾患に関する調査 H27.4.1~28.3.31
脊椎インストゥルメンテーション患者にアフターケアは本当に必要か?全国労災病院と産業医科大学を含む他施設大規模調査 H27.4.1~H30.3.31
病職歴調査データを活用した入院患者の職場復帰に関する現状調査 H27.4.1~28.3.31
喫煙とがんの疫学研究(多施設共同研究) H28.6.1〜H33.5.31
若年性胆管がんの疫学的研究及び印刷業と悪性腫瘍若年発症の関連性の検討 H27.4.1~28.3.31
入院患者病職歴調査による職歴と病歴の関係等に関する疫学研究 H25.4.1~H28.3.31
入院患者病職歴調査による職歴と病歴の関係等に関する疫学研究 H26.4.1~H29.3.31
入院患者病職歴調査による職歴と病歴の関係等に関する疫学研究 H27.4.1~H30.3.31
消化器病領域の病職歴、医療経済を含めた疫学的検討 H27.2.24~32.2.23
病職歴調査とリンクさせた退院後職場復帰調査 H28.4.1~H30.3.31
化学物質の有害性評価を加速するための国内疫学的サーベイランス手法の開発 H29.7.13~H30.3.31
転移性骨腫瘍患者の実態調査 H30.4.1~H32.3.31
入院患者病職歴調査による疾病予防と復職に関する疫学研究 H30.7.1~H33.3.31
切迫流産・切迫早産の発生率と就労との関係に関する検討 H30.4.1~H31.3.31
原発性小腸癌におけるリスク因子の検討(病院機能向上研究) R1.4.1~R3.3.31
入院患者病職歴調査による疾病予防と復職に関する疫学研究 R3.4.1~R6.3.31
病職歴データを用いた働く女性の不安要素の解明と支援ツールの開発(病院機能向上研究) R3.4.1~R5.3.31
病職歴調査データを利用した深層学習による、テイラーメード検査、診断、治療を明らかにする検討(病院機能向上研究) R3.4.1~R5.3.31
入院病職歴データベースを基礎とし、データソースとlinkageすることで探る、患者の社会的背景が病因、疾病予後、入院医療費へもたらす影響の検討 R4.4.1~R6.3.31
ストレス社会における痛風・高尿酸血症の年度別発生頻度調査(病職歴調査データを利用した研究)(病院機能向上研究) R4.4.1~R6.3.31
全国労災病院データからみた未破裂脳動脈瘤治療の在院日数の推移」(病院機能向上研究) R4.4.1~R6.3.31
全国労災病院病職歴調査に基づく働く肺癌患者に対する多職種によるオンライン両立支援外来の開発(病院機能向上研究) R4.4.1~R6.3.31
労災病院入院患者病職歴調査を用いた手指外傷の受傷原因、業務形態の経年変化調査(病院機能向上研究) R4.4.1~R6.3.31
病職歴調査データを利用した鼠径ヘルニアなどの腹部のヘルニア疾患の発生の危険因子の探索(病院機能向上研究) R4.4.1~R6.3.31
地域差や職歴による脳腫瘍発生リスクの違いについて(病院機能向上研究) R5.4.1~R7.3.31