職業性外傷
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初めての再接着は日本で成功

 1959年、奈良医大整形外科で恩地・玉井らが右大腿の不全切断例の血行再建に成功しました。1963年には井上・豊島による手関節部での完全切断再接着成功があり、さらに1965年には小松・玉井は母指完全切断例に対し、固有手部における世界で最初の再接着に成功しました。それが契機となり、1973年には日本マイクロサージャリー学会が設立されました。その後1974年、玉井らは第1足趾の母指への移行症例を報告しました。以後手指欠損手に対する再建として、足趾の移行報告が続きました。1977年、新潟大学の吉津らは指関節再建のため、血管柄付き第2足趾関節移植を世界で最初に行い成功しました。1980年にMorrisonによって考案されたwrap around flap(部分母趾移植)は、1981年の土井に始まり日本で改良され、わが国では最もスタンダードな母指再建法となりました。

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