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両立支援コーディネーター研修

令和元年度の両立支援コーディネーター応用研修の開催結果です

両立支援コーディネーター応用研修

【令和2年度】

「両立支援コーディネーター応用研修」は、事例検討を中心としたグループワーク型研修を行うため、令和2年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響を考慮し、中止といたしました。
 なお、応用研修は開催できませんでしたが、23か所の産業保健総合支援センターにおいて、各地域の両立支援コーディネーター基礎研修修了者や事業場の担当者等を対象に、実際の支援事例について意見交換を行う「事例検討会」を行いました。
 令和3年度についても、引き続き、全国の産業保健総合支援センターにおいて各地域の両立支援コーディネーター基礎研修修了者を対象とした「事例検討会」を実施していく予定です。


【令和元年度】

10月15日(火) 労働者健康安全機構本部
 11月18日(月) AP大阪にて

両立支援コーディネーター応用研修」を実施しました。

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【対象】

両立支援コーディネーター基礎研修を受講した上で医療機関に勤務しながら両立支援業務に携わる方。

【内容】

疾病4分野(脳卒中・がん・メンタルヘルス・糖尿病)それぞれを想定した事例を検討、発表するグループワーク型研修。
例えば脳卒中分野では、退院後3カ月休職してから復職することを希望する50代男性の両立支援の手法について、企業と医療との連携方法等を多職種間で議論しました。
各グループには、企業の人事担当者や労働組合職員等のファシリテーターが参加することで、事業所の立場も踏まえたより高度な支援方法を共有することが出来ました。

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【受講者】

10月と11月に2回開催。計98名参加

【受講者98名の職種内訳】

 看護師:40名(40.8%)、MSW(メディカル・ソーシャル・ワーカー):30名(30.6%)、
 作業療法士:6名(6.1%)、理学療法士:5名(5.1%)、医師:3名(3%)、
 臨床心理士:3名(3%)、薬剤師:2名(2%)、保健師:1名(1%)、その他:8名(8.1%)

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【アンケート結果】
◇理解度:97.7%(当日の研修内容が理解できたか)
◇満足度:96.6%(当日の研修内容が今後の業務に役にたつか)

※5段階スケールの上位2段階の割合。

◇受講者の声

・具体的な事例を用いて、自分がどう関わっていけば良いか、実際自分が介入していることを振り返りながら考えることができた。(看護師)
・どの事例も、実際に経験しがちな内容で、様々な職種の方とのディスカッションを通じて、具体的な支援について、学ぶことができました(作業療法士)
・グループワークや演習を通し、面談の方法や、支援において心がけること、重要なポイントなどを理解することができました。(保健師)

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