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じん肺
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研究目的・概要

1.本邦におけるじん肺における膠原病、腎症特にANCA関連腎疾患の合併頻度に関する調査研究

本邦におけるANCA関連腎疾患の合併や他の膠原病疾患の合併頻度を中心とした実態調査を行うことを主目的とし、同時に全国の労災病院からじん肺に合併した膠原病のアンケートを行い症例を回収する。

2.じん肺ハンドブックの作成に関する研究・開発

産業医学振興財団で発刊されたハンドブックが実臨床家に多く利用されているが、追加された石綿関連肺疾患に関する基準や新たに作成されたデジタル版のじん肺標準写真も掲載れていない。また、日本人のデータを基にした呼吸機能障害の判定基準は追録版として別冊子になっているなど、一冊で足りるリファレンスになっていない。
これらを一冊で網羅したハンドブックを作成することは、じん肺や石綿関連肺疾患の診断や申請の際に役立つものと考える。

3.じん肺続発性気管支炎の診断、治療法に関する研究

労災病院群で続発性気管支炎をどのように診断し治療しているかを調査し、その病態を明らかにすることを目的にする。