産業中毒
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用語解説

当サイトで使用している用語の説明です

50音順 アルファベット順 用語一覧
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【ACGIH】
エーシージーアイエイチ
American Conference of Governmental Industrial Hygienists
米国産業衛生専門家会議。行政職、研究・教育職、企業人からなる、米国の産業衛生専門家の組織であるが政府機関ではない。。産業衛生の管理及び技術的な分野を扱っており、化学物質や物理的作用の許容濃度の勧告、生物学的曝露指標、化学物質の発がん性の分類を公表している。

【BOD】
ビーオーディー
biochemical oxygen demand
生物化学的酸素要求量。微生物による酸化分解可能な有機物を表す指標。排水中で酸素を消費する物質が主に有機物であることから、水中の有機物量の指標と見なされ、河川の水質規制に使われる。

【CAS No】
キャス ナンバー
Chemical Abstracts Service Registry Number
米国化学会のケミカル・アブストラクツ・サービスの登録番号で、6桁迄の数字−2桁の数字−1桁の数字で表され、化学物質の識別番号となる。この番号により、化学物質の名称や命名法の如何によらずに化学物質が何であるかを知ることができる。この番号は学術的に付与されたものであり、国内外で何ら法的な意味をもつものではない。

【COD】
シーオーディー
chemical oxygen demand
化学的酸素要求量。水中の有機性物質や還元性物質の汚濁指標。水中の還元性物質の量は通常あまり多くないので、一般的にCODは有機物の量とみなされ、海域や湖沼の水質規制に使われる。

【EINECS】
アイネックス
European Inventory of Existing Commercial Chemical Substances
1971年1月1日から1981年9月18日までの間、欧州連合(EU)の市場にあった化学物質のリスト。通常『アイネックス』と称する。EINECSに収載されている化学物質は新規化学物質の届出が免除される。EINECSに収載されている化学物質には、次の形式の7桁の数値で表されるElNECS番号がついている。XXX-YYY-Z(具体的には200-001-8から310-192-0までの番号)

【IARC】
アイエーアールシー
International Agency for Research on Cancer
"国際がん研究機関。通常『アイエーアールシー』又は『アイアーク』と呼ばれる。世界保健機関(WHO)に所属する国際的ながんの研究機関であり、フランスのリヨンにある。各国の専門家を集めた会議において、化学物質等のヒトに対する発がん性を、疫学、動物実験および短期試験の結果に基づいて評価し、定性的分類を行っている。この分類は、証拠により下記の5段階になっている。発がん性評価としては世界で最も権威のある分類であり、各国はこの分類を基本にしてそれぞれの評価法を作成している。

グループ 1   ヒトに対して発がん性がある
グループ 2A  ヒトに対しておそらく発がん性がある
グループ 2B  ヒトに対して発がん性があるかもしれない
グループ 3   ヒトに対する発がん性については分類できない
グループ 4   ヒトに対しておそらく発がん性がない

発がん性分類の項を参照のこと。

【LD50】
エルディ50
LD50
=半数致死量

【LC50】
エルシー50
LC50
=半数致死濃度

【MSDS】
エムエスディーエス
「化学物質等安全データシート」のことで、化学物質の譲渡提供者が危険有害性に関する情報を使用者に周知させるために作成するもので、書式が決められている。

【NTP】
エヌティーピー
National Toxicology Program
米国・国家毒性プログラム。連邦法に基づき、保健福祉省(DHHS)・国立環境衛生研究所(NIEHS)等の機関が評価対象化学物質の選択と発がん性の実験および分類を行っている。

【RTECS】
アールテックス
Registry of Toxic Effects of Chemical Substances
"米国・保健福祉省(DHHS)の国立労働安全衛生研究所(NIOSH)が発行している化学物質の毒性及び生物学的な影響をまとめたデータ集である。データは、幅広く専門誌等から取り上げられており、その範囲は世界一といわれているが、それぞれ評価、吟味した上で記載しているものではない。 RTECSには、上記の毒性データ以外に、IARCやNTPの発がん性の分類、ACGIHや各国の許容濃度も記載されている。 1985-86年版以降は本の形では発行されず、現在はCD-ROM(年4回更新)またはネット接続として販売されている。また、データベース(STN,DIALOG等でサービス)としても提供されている。

【TSCA】
トスカ
Toxic Substances Control Act
有害物質規制法。1976年に成立した米国の連邦法。有害化学物質の人の健康と環境に対するリスクを防止するため、製造、輸入、取扱、使用を規制する法律。新規化学物質の届出、既存化学物質の試験、有害性に関する報告などが含まれている。

【TSCA INVENTORY】
トスカ インベントリ
"有害物質規制法(TSCA)の既存化学物質リスト。基本として、昭和50年(1975年)1月1日以前に米国において商業的に製造、輸入された物質がリストされており、新規化学物質として届出され、製造、輸入された物質が追加される。
リストには、化学物質名やCAS No.等が公開されているリストと営業秘密を含み未公開のリストがあり、後者はTSCAを所管する環境保護庁(EPA)にある。
公開版のリストは昭和60年(1985年)版の資料があるが、それ以降についてはオンラインデータベースの「REGISTRY」やCD-ROMの「National Chemical Inventories」等で調査できる。非公開版は所定の手続き(善意の意図(bona-fide intent)に基づく調査依頼)が決められており、別途EPAに調査依頼を申請することになる。
なお、CAS No.があることは必ずしも、TSCA INVENTORY上の記載があることを意味しないので注意のこと。

【引火点】
いんかてん
flash point
引火点とは、液体が着火するのに十分な濃度の蒸気を発生する最低温度である。自動的に加速される熱分解を受ける有機過酸化物に対しては引火点は適用されない。なお、引火点の数値は測定に用いた試験法を示す目的でT.C.C.(タグ密閉式試験)、T.O.C.(タグ開放式試験)及びC.C.(密閉式)、O.C.(開放式)等の説明(略語)付きで示されることが多い。

【疫学】
えきがく
epidemiology
疫学とは、人間集団における病気の頻度と分布に注目する医学である。異なる集団における発生率の違いを比較することにより、病気の発生因子を特定することができる。

【 LDLo】
エルディーエルオー
LDLo
=最小致死量

【 LCLo】
エルーシーエルオー
LCLo
=最小致死濃度。

【感作】
かんさ
sensitization
生体に抗原刺激を行い、その抗原に対して過敏状態を誘導すること。また、アレルゲンに曝露して過敏症が惹起すること。

【感作性物質】
かんさせいぶっしつ
sensitizer
感作を起こすことができる物質、アレルゲンと同義。アレルゲンは、アレルギー反応をひき起こす抗原。

【環境影響】
かんきょうえいきょう
environmental impact
環境に対する影響。化学物質による影響を調べる場合、魚・甲殻類(ミジンコ)、藻類を試験生物として用いることが多い。

【官報公示整理番号(化審法・安衛法)】
かんぽうこうじせいりばんごう(かしんほう・あんえいほう)
労働安全衛生法(安衛法)の公表化学物質名簿及び新規に届出され官報に掲載された新規公表化学物質の官報公示整理番号並びに化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)既存化学物質名簿及び新規に届出され、官報に掲載された新規化学物質の官報公示整理番号のことをいう。

【管理濃度】
かんりのうど
administrative level
作業環境測定結果から当該作業場所の作業環境管理の良否を判断する際の管理区分を決定するための指標として定められた濃度で、作業環境評価基準(昭和63年、労働省告示第79号)の別表にその値が示されている。許容濃度が曝露濃度の基準として定められているのとは性格が異なる。

【危険/有害性(ハザード)】
きけん/ゆうがいせい(はざーど)
(chemical) hazard
化学物質固有の影響。物理的・化学的性質(引火性・爆発性など)によって生じる物理的影響(危険性)と生体への影響(健康影響および環境影響:有害性)がある。

【急性毒性】
きゅうせいどくせい
acute toxicity
1回または短時間暴露したときに発現する毒性。通常は動物を死亡させる濃度によってその強さを見る。

【局所効果】
きょくしょこう
local effect
化学物質が接触した部位に限局して起こる生体反応を指す。目や皮膚の刺激性(腐食性)。

【許容濃度】
きょようのうど
threshold limit value
労働現場で労働者が曝露された時、空気中濃度がこの数値以下であれば、ほとんどすべての労働者に健康上の悪影響がみられないと判断される濃度を許容濃度という。恕限度、曝露限界値、許容曝露限界値ともいう。日本では日本産業衛生学会が、米国ではACGIHが、ドイツではDFGが勧告値を発表している。許容濃度の勧告値としては時間加重平均(TWA)、短時間暴露限界(STEL)、天井値(C )、等がある。

【急性水性毒性】
きゅうせいすいせいどくせい
acute aquatic toxicity
化学物質の短期的な曝露における水棲生物に対する毒性。通常魚類の96時間LC50、甲殻類の48時間EC50、または藻類の96時間EC50により決定される。

【劇物】
げきぶつ
dangerous chemical
毒物についで致死量が少量で、危険性が高い化学物質をいう。経口投与ではLD50が50mg/kgを越え300 mg/kg以下の物質をいう。劇物毒物取締法により規程されている。

【国連分類・国連番号】
こくれんぶんるい・こくれんばんごう
UN Classification,UN Dangerous Goods Number
国連の経済社会理事会に属する危険物輸送専門家委員会が作成した「危険物輸送に関する国連勧告」による危険物の分類と4桁の番号のことである。MSDSに記載する場合には、クラス等の名称、国連番号、容器等級を記入する。船舶安全法に基づく危険物船舶運送及び貯蔵規則(危規則)告示別表にも分類と国連番号、容器等級が記載されている。

【50%致死量】
50%ちしりょう
50% lethal dose
=半数致死量

【50%致死濃度】
50%ちしのうど
50% lethal concentration
=半数致死濃度

【最小致死量】
さいしょうちしりょう
lowest published lethal dose
試験動物を死亡させる最も少ない薬物量を動物の体重1kg当たりで表した量。急性毒性の項参照。

【最小中毒濃度】
さいしょうちゅうどくのうど
toxic concentration lowest
試験動物に対し中毒症状を示す最も小さい吸入薬物濃度。急性毒性の項参照。

【最小致死濃度】
さいしょうちしのうど
lowest published lethal concentration
試験動物を死亡させる最も少ない空気中の薬物濃度。急性毒性の項参照。

【最小中毒量】
さいしょうちゅうどくりょう
toxic dose lowest
試験動物に対し中毒症状を示す最も少ない薬物量を動物の体重1kg当たりで表した量。慢性毒性の項参照。

【催奇形性】
さいきけいせい
teratogenicity
化学物質が妊娠中の器官形成期の胎児に及ぼす影響で、特に奇形の発生に関連する。

【時間加重平均(TWA)】
じかんかじゅうへいきん(ティーダブリューエー)
time weighted average
作業者が通常1日8時間、週40時間働いたときの平均濃度としての許容値。

【GHS】
ジーエッチエス
GHS
化学品の危険有害性により分類および表示するための世界調和システムのことで、Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals の略語である。法的拘束力はないが、国連が勧告した世界的な分類表示システムで日本を含め各国が採用している。

【生態毒性】
せいたいどくせい
ecotoxicity
環境影響とほぼ同意語に使用される。急性水性毒性、慢性水性毒性、生物濃縮性、分解性を含む。

【生殖毒性】
せいしょくどくせい
reproductive toxicity
雌雄の成体の生殖機能及び受精能力に対する悪影響と子の発生毒性を含む。

【生物濃縮性】
せいぶつのうしゅくせい
biological concentration
水を媒体とする曝露による、生物体への物質の取り込み・生物体内における物質の変化及び排泄をいう。

【生物蓄積性】
せいぶつちくせきせい
biological accumulation
あらゆる曝露経路(空気、水、土壌)からの生物体への物質の取り込み、生物体内における物質の変化、及び排泄をいう。通常、オクタノール/水分配係数を用いて決定されるが、実験的に求められた生物濃縮係数の方がより良い。

【生分解性】
せいぶんかいせい
biodegradation
生物学的な化学物質の分解性を指す。自然界での化学物質の分解の主役は微生物であり、生分解性が低いと環境中に蓄積されるおそれがある。化審法での生分解性の試験は、100ppmの化学物質の水溶液に活性汚泥30ppmを加えし、28日間培養した後の分解度で判定する。分解度の算出には、生物化学的酸素要求量(BOD)の測定による方法と化学物質そのものの分析による方法がある。

【短時間暴露限界値】
たんじかんばくろげんかいち
short-term exposure limit
15分間内における平均値が超えてはならない濃度とされ、高濃度短時間曝露が問題となる物質に設定されている。許容濃度の項参照。

【TCLo】
ティーシーエルオー
TCLo
=最小中毒濃度。

【 TDLo】
ティーディーエルオー
TDLo
=最小中毒量。

【天井値】
てんじょうち
ceiling value
この値を超えてはならない上限値。毒性が短時間で発現する刺激、中枢神経抑制等の生態影響を主とする時に設定される。最大許容濃度と同意味。許容濃度の項参照。

【毒物】
どくぶつ
toxicant
致死量が極めて少量なので、危険性が極めて高い化学物質をいう。経口投与ではLD50が50mg/kg以下の物質をいう。劇物毒物取締法により規程されている。

【日本産業衛生学会】
にほんさんぎょうえいせいがっかい
Japan Association on Industrial Health
産業医学に関する学会。特に、職業性曝露の許容濃度について勧告値を設定している。勧告値の改訂、追加などは、総会で提案され、産業衛生学雑誌で公表される。勧告値の提案にあたっては、提案理由書を同時に公開しており、その内容は、化学物質の有害性の概要を確認するためには極めて有効。承認された後、許容濃度表にリストされる。許容濃度の項参照。

【発火点】
はっかてん
ignition point
自然発火温度をいう。可燃物を空気中で加熱して限界温度に達すると、その後は自らの発熱反応によって温度が上昇し、発火する。このときの温度は自然発火温度であり、発火点という。

【発生毒性】
はっせいどくせい
developmental toxicity
妊娠中または親の曝露によって誘発される子への悪影響をいい、発生中の生体の死亡、構造異常、生育異常、機能不全が含まれる。

【ハザードアセスメント】
はざーどあせすめんと
hazard asessment
化学物質固有の影響である危険/有害性について評価すること。化学物質固有の影響の同定(確認)と、その影響がどの程度の量的レベルで発生するかの確認を行う。

【発がん性】
はつがんせい
carcinogenicity
"化学物質が人又は動物に対して「がん」を生じさせる性質をいう。
IARC(国際がん研究機関)、NTP(米国・国家毒性プログラム)、ACGIH、DFG、日本産業衛生学会等で化学物質等の発がん性の証拠の強さにより分類がされている。発がん性分類の項参照。

【発がん性分類】
はつがんせいぶんるい
Categories for carcinogenicity
"IARC、日本産業衛生学会、ACGIH、DFG、NTP等の機関が疫学調査、動物実験結果等を証拠として化学物質の発がん性を分類している。基本はIARCの分類である。
●IARCの分類
IARCの項を参照のこと。

●日本産業衛生学会の分類
第1群  人間に対して発がん性のある物質。疫学研究から十分な証拠があるもの。
第2群A 人間に対しておそらく発がん性があると考えられる物質。疫学研究からの証拠が限定的ではあるが、動物実験からの証拠が十分な物質。
第2群B 人間に対しておそらく発がん性があると考えられる物質。疫学研究からの証拠が限定的であり、動物実験からの証拠が十分でない物質。または疫学研究からの証拠はないが、動物実験からの証拠が十分な物質。

●ACGIHの分類
A1  ヒトに対する発がん性が確認された物質。疫学研究から十分な証拠があるもの。
A2  ヒトに対する発がん性があることが疑われる物質。ヒトにおける証拠は限定的ではあるが、ヒトに関連した動物実験の証拠が十分な物質。
A3  動物実験では発がん性が確認されたが、ヒトにおける発がん性が示唆されない物質。
A4  データ不足等により、ヒトに対する発がん性については評価できない物質。
A5  ヒトに対する発がん性があるとは考えにくい物質。

【半数致死量】
はんすうちしりょう
50% lethal dose
1回投与により、試験動物の半数を死亡させる薬物または化学物質量を動物の体重1kg当たりで表した値で、急性毒性の指標となる。

【半数致死濃度】
はんすうちしのうど
50% lethal concentration
"1回短時間における吸入試験により、動物の半数を死亡させる薬物または化学物質の空気中の濃度(ppm, mg/m3)で、急性毒性の指標となる。

【(生体)腐食性】
(せいたい)ふしょくせい
corrosive
化学物質の接触により皮膚や粘膜が壊死をおこすこと。強酸(pH2以下)や強アルカリ(pH11.5以上)物質の多くはこの特性を有する。これに対して可逆的な炎症性の変化を起こすことを刺激性という。

【変異原性】
へんいげんせい
mutagenicity
生物の遺伝子に突然変異を引き起こす性質をいう。突然変異を引き起こす因子(物理学的、化学的、生物学的)を変異原(mutagen)という。ほとんどの完全発がん物質は、変異原性を示すことから発がん性スクリーニング試験として変異原性の有無を試験する。変異原性試験参照。

【変異原性試験】
へんいげんせいしけん
mutagenicity test
ある化学物質に変異原性があるか否かを試験する。微生物を用いる復帰突然変異原性試験(エームス試験)および哺乳類培養細胞を用いる染色体異常試験のほか、様々な実験系がある。発がん性のスクリーニングとして使われている。

【慢性水性毒性】
まんせいすいせいどくせい
chronic aquatic toxicity
水生生物のライフサイクルに対応した曝露期間に水生生物に悪影響を及ぼすような物質の潜在的または実際的な毒性。

【慢性毒性】
まんせいどくせい
chronic toxicity
"長期間暴露又は繰返し暴露によって現れる毒性をいい、1回又は短時間暴露の急性毒性、期間の比較的短い亜急性毒性と対比して用いる。
被験物質を実験動物に長期間(化学物質の場合には12ヶ月以上)反復して投与し、その際に発現する動物の機能及び形態等の変化を観察することにより、物質による何らかの毒性影響が認められる量(毒性発現量)及び影響が発現しない量(無影響量、無有害影響量)を明らかにする試験を慢性毒性試験という。指標として無影響量 No Observed Effect Level(NOEL)、無有害影響量 No Observed Adverse Effect Level(NOAEL)を用いる。
12ヶ月未満の場合は亜急性毒性試験又は亜慢性毒性試験という。

【リスク】
りすく
risk
ある結果が発生する確率。化学物質のリスクマネージメントにおいては、化学物質の特質(危険または有害性)と化学物質に接する機会(特定事象の発生確率、曝露可能性)とから算出される。

【リスクアセスメント】
りすくあせすめんと
risk assessment
有害性評価および曝露評価から各化学物質のリスクを評価すること。

【労働安全衛生法】
ろうどうあんぜんえいせいほう
Industrial Safety and Health Law
1972年に労働基準法から、安全衛生に関する部分を分離して作成された法律

【オクタノール/水分配係数(log Po/w)】
おくたのーる/みずぶんぱいけいすう
octanol/water partition coefficient as log Pow
化学物質が水と油(n−オクタノール)の間で分配された濃度の比数。値が高い場合は親油性物質であることを示すので、生体内の脂肪分に化学物質が蓄積しやすく、生物濃縮性が高いと考えられる。生物濃縮性を予測する尺度となる。
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