メンタルヘルス
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III.うつ病:不調な時期の脳血流

 たとえば、脳梗塞や認知症などの診断には一般的に用いられているSPECT※1を用いて、うつ病の方の脳血流を測定しました。これまでに蓄積された健康な方のデータとの比較により、血流が低い部分が表示されます。(eZIS解析法※5
 図1は、うつ病不調期の画像です。左脳の前頭葉や頭頂部に軽度の血流低下(青い表示)
が見られます。
 図2は、うつ病不調期の方達の脳血流変化を平均した画像です。やはり、脳血流の低下が左前頭葉などに見られる傾向がわかります。

図1
図1
図2
図2
 私たちの研究では、うつ病不調期の解析では、25例中18例(72%)に左脳(前頭・頭頂部等)に血流低下が強いといった傾向が示されています。画像から判断される血流低下の部位がどこなのか?については、以下のような特徴が認められています。
図
※同じ条件の画像解析で、健康者には明らかな血流の変化は認められていません。

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