独立行政法人労働者健康福祉機構 研究普及サイト

  • 文字サイズ小
  • 文字サイズ中
  • 文字サイズ大
職業性呼吸器疾患

5.デジタル画像によるじん肺標準写真の作成

【目的】
厚生労働省の「デジタル撮影によるじん肺標準エックス線画像に関する検討会」において、さまざまな職種のじん肺患者の中から、胸部X線写真の各分類型を示すじん肺標準写真をデジタル撮影にて作成する計画がすすんでいる。この計画に対し13疾病「粉じん分野」研究班として資料を提供し協力する。

【参加施設】
北海道中央、旭、神戸、岡山、富山労災病院

【研究期間】
全国労災病院へアンケート調査を実施し、該当症例を集積する。

【方法】
じん肺胸部X線写真分類のうち、これまでの資料収集で症例数の少ないものについて、上記5労災病院から適当な症例を選び資料を提供する。

【研究の進捗状況】
現在、厚生労働省の「デジタル撮影によるじん肺標準エックス線画像に関する検討会」において協議しながら、労災病院群が提供する症例の選定を行い資料提供のための準備をしているところである。

写真―5 じん肺胸部X線写真

a b
(a) 3型  (b) 4C型

労災疾病等13分野医学研究・開発、普及事業
「粉じん等による呼吸器疾患」分野 主任研究者 中野 郁夫
(北海道中央労災病院 職業性呼吸器疾患研究センター)